第55回スーパーボウルの立役者といえば・・・
初めまして、オノスキンと申します。
昨年末から、NFLの魅力を発信する媒体として、Youtuberなるものをさせていただいております。ただのファンです。
私を要素分解すると、おそらく4%くらいはNFLで出来ていると思います。
人間の構成要素のカルシウム原子の割合が4%なので、そのくらいと考えていただけるとわかりやすいかと思います。
私とNFLの出会いはまた別記事で語るとして、今回は世間(主にアメリカ)を賑わせている
第55回 スーパーボウル
についてお話ができればと思います。
いやあ、それにしても面白かったですね!DL大活躍でバッカニアーズ勝利という予想が当たって嬉しい。
※下記の予想動画をご覧ください。※
しかし、ここまで開くとは。
細かい戦術解説や、面白いプレーについてはYoutubeで語らせていただくとしましょう。
(もう一つは2/16アップ予定)
みなさま、今回のスーパーボウルの目玉を挙げろと言われると誰を想像しますか?
やはり、トム・ブレイディその人ですよね。
彼のスター性が突き抜けてすぎているが故に、後回しになってしまう選手たちがいることをお忘れなく!
ピース1回に80万円を支払う男。
ということで、ブレイディ以外を取り上げる、意味のない尖り方をした企画。題して、
スーパーボウルアナザーストーリー。
第一話の今回は、アントワーヌウィンフィールドJrさんです。
比較的有名なところからですね。
さて、彼の名前を聞いて「?」となっている皆さん、そのままコピペして名前検索してみてください。
この写真が出ます。
これでもう思い出しましたよね。
スーパーボウルでタイリーク・ヒルへのパスを防いだ直後のスーパーピースの彼です。
もちろん、相手への侮辱行為ということで反則を取られました。でももう試合はほぼ決定的。痛くも痒くもございません。
このシーンを見て、「なんじゃこれ!!!やなやつやなあ!!!」
と思われた方も多いでしょうね。
実は、これはレギュラーシーズンWeek12のタイリーク・ヒルへの仕返しなのでした。
ヒル一人に269ヤードも稼がれたWeek12。
タッチダウンラインの前で残酷にもピースをされているんですねー。
NFL最速で移動するピースを見て、私なら「速えなあー!!」と感動するでしょうが、目の前でTDを取られるとなると話は別。
私は元DBなので、これがいかに腹立たしいことかもわかります。
「ピースしても追いつけねえんだろ!」
「TDいただきまーっす!」
「悔しければ捕まえてみなー!」
勝手にそう感じてしまうものです。
でもね、知ってました?
ヒル、これめっちゃするんですよ。
いわば、NFLのDBみんなの無念を晴らしてくれたという構図なのです。
それを、スーパーボウルという大舞台で、しかもほぼ価値が確定した瞬間にするこのピースサイン。
絶っっっっっっっっっっ対気持ちがいいでしょうに!!!!!
ウィンフィールドは、このピースサインをしたことで7,815ドルの罰金を課せられました。おもろ。
こういう、スポーツマンシップに則らないダーティなプレー。日本だとなんだか叩かれそうですが、ショービジネスでもあることを考えると楽しみの一つ。
アメフトをおしとやかにやれというのも無理な話です。
父から子へ、受け継がれる想い。
で、このウィンフィールドJr.の父、ウィンフィールドSr.も元NFL選手。
NFLには14年在籍しましたがスーパーボウルの優勝経験がなかったそう。
父もよほど嬉しかったのか。めっちゃ喜んでます。
Antoine Winfield Sr. played 14 seasons in the NFL and never made it to the Super Bowl. This is his reaction after his son won it in his rookie season. ❤️❤️
(🎥: IG/erniecewinfield) pic.twitter.com/Bvyqcgrwbj
— theScore (@theScore) February 14, 2021
なんだかいいですよね。泣けます。
このスーパーボウルという大舞台で活躍する選手も、
一回も出場できなかった選手も、
ここまでに散ったチームの選手も、
コーチやチアリーダーの皆さんも、
全員にこんなストーリーがあるのだなあと思うと、スーパーボウルは何十回も観られるわけです。NFLは試合結果ではなく人間ドラマなのです。
まだまだあります、アナザーストーリー。
次回もお楽しみに!!!