サッカーファンがNFL(アメフト)にハマった5つの理由
こんにちは!5thdownチャレンジのフジャースです。
最近は本業の仕事と、YouTube企画の「Weekly解説」が忙しく、それ以外のやりたい企画が軒並みできておらず、ブログで気軽に記事にしていこうと思いました。
今は毎日NFLの試合を見て(基本全試合)、仕事の隙間時間はコーナーで使用する素材集めと編集(ないスー、サッドフェルド)、火曜〜木曜で収録して土曜の昼までに編集(約6〜9時間ほど)と毎日「アメフト漬け」の毎日です(プレーは全くしてません笑)。
ただ、よく考えてみると小学校からサッカーを始めて地元のクラブチーム入ってプレーして、友達とウイイレして、高校でFIFAに目覚めて3部とかの弱小チームをチャンピオンズリーグ(NFLでいうスーパーボウル的なやつ)で優勝するまで休みの日は10時間とかやり込んでたサッカー好きが今はアメフトしか見ていない。
なんでそんなスパッと乗り換えたんだっけ?と思い、改めてまとめて見ることにしました。
※前提として、今でもサッカー見るのもするのも大好きですし、サッカーの面白いところも取り上げて書きたいです。ただ、アメフトブログにそんなの不要かと思うので、アメフト贔屓な内容になっています。これはサッカー否定ではありませんので、サッカーファンの方ご容赦ください。。。
その①戦術が面白い!!

サッカーと全く違うところとして、「プレーが毎回止まる」ことが挙げられます。
サッカーでは前半の45分間ファウルなどはあれど、ほぼ止まることなく流動的にプレーは進んでいきます。

プレー自体は動きがあるので、基本的に飽きずに見ることができますが、素人には動きが早すぎて戦術的なおもしろさがわかりにくい、、、。
流動的で忙しく、ボールを追いかけるだけで終わってしまうことがあります。
中継としてもピッチ全体が映らないので、ディフェンスの動きや逆サイドの選手状況なども見えにくい。
これがアメフトだと全く異なっています。毎プレー毎プレー止まって作戦を練る時間があり、オフェンスチーム、ディフェンスチームはじゃんけんのように戦術を出し合っていきます。
それによって攻撃が止まったり、めっちゃ上手くいったりがあって、そして次の作戦会議中すぐにその場面のハイライトが流れます。
何がよかったのか良くなかったのかが、解説されたり自分で考える時間ができるため、素人でも戦術的に楽しむことができるのがめちゃくちゃ面白いポイントです。
その②パワフルなプレーが面白い!!
戦術的な話の次は脳筋的な話です。笑
現代サッカーでは選手の安全性を重視するためにファウルが出やすくなっていることと、一発逆転できるセットプレー(フリーキック、PKなど)の重要性の高まりからちょっとした接触で選手が倒れ込むシーンが非常に多くなっています。
それはもはや一般化し、「シミュレーション」「演技」と言われるようになりました。
やりすぎなプレーに対してはイエローカードも出るくらいです。
世界最強クラブとも言われている「FCバルセロナ」はシミュレーションをめっちゃするとして有名で「劇団バルセロナ」「ヤオセロナ」など散々言われています。
劇団バルセロナの演技練習と華麗なるショー
いやーこれ正直ファンのチームだとしても見ててイライラするんです。
そんなことで倒れてんじゃねえ!!と。まあ当たってるならもちろん良いですが、当たってなくても転げ回るので驚きです。

「いや、それリプレイ流れて視聴者に卑怯なことしてるのバレるけど大丈夫?」って思っちゃいます。
その点、アメフトは意地でもボールをこぼさないし、1ヤードでも前に進もうと倒れない。笛が鳴ってても、反則のアピールではなくまずボールに駆け寄っていく。
マーション・リンチのプレーなんて見たらサッカーファンは全員アメフト好きになると思います。笑
え!?なんで倒れて反則アピールしないの!?って。
この気迫あふれるパワフルなプレーが見どころですね。
はあ。アメフト好きぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
その③選手の私生活が面白い!!
エンダマケンスー異人伝や、サッドフェルド異人伝でもお話ししましたが、アメリカ文化とともに炸裂するNFL選手のぶっ飛んだ私生活がめちゃくちゃ面白いです。
例えばニューヨーク・ジャイアンツの「ケダリアス・トニー」はユングジョーカという名前でラッパーもしていたり、自社ブランドを作る選手、案件をバンバンする選手がいたりと笑える選手が多いです。
さらには闘犬賭博で捕まった選手、アルコール依存症、麻薬使用などバンバン出てきます。
日本のサッカー界では考えられないですし、欧州のサッカーでもあまり聞いたことがない、、、悪童と呼ばれていたマリオ・バロテッリ君などは刑務所に侵入したり、風呂場で花火したりで有名ですが、あっという間に干されてしまって遠くのチームに飛ばされていました。
ぶっ飛びまくった私生活にも注目ですね。

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ナイキの案件を行うエンダマケンスー。
その④リーグが拮抗していて面白い!!
これはサッカーファンからするとマジで羨ましい状況ではないでしょうか。
サッカーには5大リーグという人気のリーグがあり、それぞれ「イングランド・プレミアリーグ」「イタリア・セリエA」「スペイン・リーガエスパニョーラ」「ドイツ・ブンデスリーガ」「フランス・リーグ1」というものがあります。
私も当時見ている時はこの5大リーグを回ってみていました。そしてオノスキンからNFLという最高のスポーツがあると聞いた時は「え?リーグ一個だけ?しかもアメリカだけ?みるチーム限られるやん」と思って、あまり興味をもてなかったのを覚えています。
日本の野球だって基本巨人が強いとかありますよね。あれが海外では資本主義の究極みたいな世界なので、もっとひどいことになっています。
よく話題になるのが世界最高の選手「リオネル・メッシ」。もう記事は探せなかったですが、メッシの給料で同じ1部の下位クラブスタメン選手全員分の給料が払えるというほど格差が広まっています。
なぜこんなことが起きたのかも語りたいですが、NFLの記事なので飛ばします。笑
気になる方は「欧州サッカー 格差」とかで調べてみてください。

最近はそんな格差の状況から「FFP(ファイナンシャル・フェア・プレー)」という規則も生まれて、あまりにも莫大な契約が禁止されたり、サラリーキャップにも上限が生まれましたがなんと「クラブ毎」の規則なので、下位クラブとの格差は依然としてあります。
【コラム】数字で見るリーガ・エスパニョーラ…経済格差縮小が優勝争いを面白くする?
半端じゃない格差ですよね。笑
なので、「バルセロナVSレアル・マドリード」やべえ!!みなきゃ!!
「バルセロナVSヘタフェ」?どうせバルセロナが勝つだろ、、、。寝よ。
となります。さらには「ヘタフェVSラス・パルマス」?寝よ。
となって、みんな寝ます。いくらサッカーが好きでもハイライトすらもみない人が多いと思います。

その点、NFLはこんなことがほぼないですよね。
例えば現在NFLの中でも弱いとされている「ジェッツVSジャガーズ」という試合が2021年行われますが、ファンの間では「早くみたい!!」と話題になりました。
それは革命的な若手選手獲得の制度「NFLドラフト」と「サラリーキャップ制度」があるからですよね。
まずは 「NFLドラフト」。

NFLでは前年度の32チームの順位を出して、下位のチームから選手獲得の権利が与えられます。昨年最下位だったチームが、大学で最も活躍した選手を獲得できるんです。

これはマジでやばい制度です。なんでどこのリーグも採用しないんだろうと疑問になるほどです。
これによって、直近弱かったチームが次の年、急に強くなったり、強くなくてもあの最強の若手はどんな活躍をするんだ!?でユニフォームが売れたり、注目されたりするんです。
そして「サラリーキャップ制度」。こちらもすごい。ざっくりいうと各チームの売り上げ(入場料、放映権料)をNFLが管理し32チームに平等に配分。それを上限として一律でサラリーキャップを設定するというものです。
サッカーファンからするとマジで望んでいた制度です。笑
これを実現しているリーグがあったなんて。
なので、選手の移籍も天文学的な金銭トレードが発生することはありません。基本は選手同士のトレードか、ドラフト権利の譲渡です。
とにかく「リーグの均衡」にこだわったシステムが備えられています。
だからどのチームにもスター選手がいて毎週16試合全部面白い!!見逃す試合なんてない。この制度を知ってからサッカーを全く見なくなってしまいました。
今サッカーファンで弱小チームを応援していてもほぼ救いはありません。笑
それよりもNFLでジャガーズやジェッツを応援しましょう。僕も好きな若手がいて応援してますが、毎週もしかして勝つんじゃないかとワクワクするのです。


ドラフト1位、2位選手が昨年の下位チームにそれぞれ入団。もう顔面からしてスターな2人ですが、弱いチームに行くんです。どんな活躍するのか気になりますよね。
その⑤試合数が少なく追いかけやすい!!
NFLの試合数は現在、毎週16試合が18週間とポストゲーム5週。となっています。
一方、サッカーは僕がよく見ていた「イングランド・プレミアリーグ」は38週間で行われ、380試合。国内カップが2種類、ヨーロッパリーグ、クラブワールドカップ、コミュニティシールド、ヨーロッパカップなどを含めると、1つのクラブは最大で100試合近く1年で戦うことになります。
3日〜4日1回試合ですよ。もう追い切れないですし、後半は怪我人や疲れ、カップ戦によってはひどい試合が連発されたりします。
今年の東京オリンピックでスペイン代表のぺドリが酷使されていて話題になりました。
バルセロナは18歳MFの東京五輪出場に反対か。年間試合数は驚異の…
ペドリが好きなファンは70試合近く彼の試合を見るわけですが、中々大変ですし、オリンピックでのパフォーマンスはベストと呼べるものから遠いものでした。
その点NFLは全て追いかけても300試合程。自分の好きなチームだけなら20試合程度ですので、追いかけるのは余裕があります。試合をフルで見たり、スタッツを調べたりしていくことができるわけですね。
オフシーズンも3月〜8月と長いので、見逃した試合や過去の試合を見返す時間もたっぷりとあります。
「少なくない?物足りないかも。」というストロングファンには「カレッジフットボール」という沼があります。先程のドラフトで登場する未来のスター候補生を探す旅に出ましょう。
一気に試合数は2倍以上になって、暇な時間は一切なくなります。大学スポーツ?と侮ることなかれ。観客はNFLのプロ以上に入ることもあるほど熱狂的です。大興奮の試合が待っています。


最後に
文章の構成上、サッカー批判が多くなってしまいましたが、サッカーも大好きなスポーツです!
今でもサッカーゲームめっちゃしてますし、昔から弱小クラブをゲームで強くしていくというのが大好きでした。まさにそんな考え方はNFLにピッタリだったというわけです。
アメフトと言われると「野蛮そう」とか「ルールがわかんない」と思われがちですが、プレーの凄さ、ルーキーたちの追っかけをしているだけで段々楽しくなってきます。
私も去年の2020年の12月ごろまで一切見てなかったので、ハマる時はあっという間です。
5つの理由を聞いてみて、ちょっと興味を持った方はNFLのハイライトと5thdownチャレンジのドラフト特集などをみてみてください!
ルーキーたちの活躍と、どっちが勝つか最後までわからない展開と超人的なプレーにハマっちゃうかもしれないですね!
分かりやすい記事ありがとうございます。
走り書きとは言うものの、内容は濃く学びのある記事でした。
Youtubeの編集は気が遠くなるほど大変でしょうが、楽しみにしてます。
オノスキンさんの戦術解説に加え、フジャースさんのスポーツに対するリテラシーの高さにいつも驚かされます。これからも頑張ってください。
>アメフトと言われると「野蛮そう」
野蛮でない とは一言も言ってないのが最高(・∇・)